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日本みつばちの分蜂群捕獲後の飼育方法と注意事項

・捕獲後の飼育方法と注意事項。

こちらのシリーズ、「日本みつばちを飼育してみよう。」では、今まで、ミツバチの生態についてや、目的に合った巣箱の選び方、捕獲するためのテクニックなどを配信してきました。

そして、今回は、無事に、日本みつばちを捕獲できた後のメンテナンスや、普段から気を付けること、様々な症状からみる対処方法などを配信します。

さて、まずは、ちょっとだけ振り返って、日本みつばちの分蜂について、もう少し深堀をしてお話ししたいと思います。

分蜂は、通常、一つの群れから、2~3回行われます。そして、一番初めに分蜂をする第一分蜂群では、昨年の春からその巣箱に住み着き、無事に越冬を乗り越えた女王バチが巣箱から旅立ちます。これを母親群と呼んでいます。
この母親群は、すでに、昨年の春にオスばちとの交尾を済ませており、新天地に引っ越すと、さっそく産卵をはじめます。その後、第二、第三分蜂と続くわけですが、この二番目や三番目に分蜂をした女王バチは、この春に生まれた女王バチなので、まだ、交尾をしていません。

なので、新天地に引っ越した後に、まずは、他の群れのオスばちを探しに交尾が完了するまで、巣箱から何度も飛び立ちます。

オスばちはオスばちで、人間のヤンキーがコンビニなどに溜まるように、もしくわ、80年代のアメリカ映画のダンスパーティーに若者が参加するように、ある決められた一定の場所に、さまざまな群れから集まっているそうです。

女王バチは、そそくさとそこへ出かけて、無事に交尾を済ませると、交尾標識という、オスばちの性器をお尻につけたまま巣に帰って、いよいよ産卵を開始します。そして、ここから毎日1000個ほどの卵を産み続ける一生が始まるのです。

ちなみに、オスばちは、交尾の際に性器をもぎ取られて、その場で、お亡くなりになります。

 

実は、もともと、野生の生き物。ほったらかしでも、それなりに成長して、群れも大きくなってくれるのです。
そういったことを踏まえて、日本みつばちを飼育している方の中には、なるべく自然に近い形で飼育をしてあげたいというかたもいらっしゃいます。

ただ、すでに、捕獲した時点で人工物の巣箱に住み着いています。自然界に存在する大木のうろやひび割れなどでなく、しっかりと加工をされた巣箱の時点で、自然界のようにはいかないのではないか?と思い始めています。

そして、ほったらかしにしていると、これから来年の春までの一年を何事もなく生存できるのは、約半分の確立と言われています。それでも、自然界で生息している日本ミツバチの生存率は、もっと低いのかもしれません。

例えば、飼育かでも、この春に6群を捕獲できたとしても、一年後には、3群になってしまうということですね!?。
それじゃあ、せっかく捕獲できたのに、残念だし、かわいそうですよね!?。
それでは、なぜ、半分になってしまうのか?。
実は、多くの場合、原因不明であることが多々あります。
例えば、順調に何事もなく育っていたのに、突然、巣箱内がスッカラカンになっていたり。
例えば、やたらと巣箱の外で騒いでいると思ったら、巣ばんが、ドサッと落ちて、その後、一匹もいなくなったり。
例えば、巣箱の周りに、たくさんの働きバチが徘徊をしていたり、亡骸になっていて、そのうち、一匹もいなくなったり。
例えば、働きバチよりも一回り大きいはずのオスばちが、働きバチと同じような大きさで、たくさんウロチョロし始めて、じっくりと徐々に、はちかずが減っていき、数週間後には、一匹もいなくなったり。
そのほかにも、巣門の前に、幼虫やさなぎの死骸を働きバチがたくさん運び出し始めていたり、なぜか、生きている幼虫やさなぎまで。

スズメバチも、冬場の貯蜜不足も、群れが消滅する原因でもあり、これからの一年間、一群も欠かすことなく、飼育し続けるというのは、ベテランさんでも珍しいことなのです。

それでも、なんとか、できる限りのことはしてあげたいですよね!?。
そこで、まずは、ニホンミツバチを捕獲した直後の5月、6月にできる、とうきょや消滅の予防策を知っておきましょう。

1、しっけ対策に、4面巣門に入れ替える。または、多めに継箱をしておく。
2、メントールクリスタルを天板の中に入れる。
3、例年以上に気温が高くなりそうなら、ひよけや換気対策も考える。

これくらいですかね!?。

それでは、1の湿気対策について。
みつばちは、花蜜を集めてきて、巣房という各部屋にためた後、旋風をしながら、そのか蜜の水分を飛ばして濃縮させます。
その時に蒸発した水分が、巣箱内の壁面や底板に大量に溜まります。特に、6月に入ってからの梅雨時の底板には、流れ出てくるほど溜まってしまうことがあります。

それをほおっておくと、カビや菌の発生原因となったり、最悪の場合、ミツバチたちが逃げ出してしまいます。
そのための換気対策として、360度全面から通気できる4面巣門に入れ替えることをおすすめします。もし、難しいようなら、今のうちに、多めに巣箱を積んで置き、巣箱内の空間を広くすることで、湿気が溜まりづらいようにするということも効果的です。

もし、朝方や夕方、夜間などの日中以外に、大量のミツバチが巣箱の外壁に溜まっていたら、早急に対処しましょう。

また、真夏のなる前の5月、6月の時点での内検をしたときに、きれいな蜂球に固まっていなく、みつばちたちが4面の壁にばらけているようなら、すでに、巣箱内の温度や湿度が高くなっている目安でもあるので、そのような場合も、換気することを視野に入れておきましょう。

 

●【動画で見る】日本みつばちの分蜂群捕獲後の飼育方法と注意事項


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