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【趣味のニホンミツバチ養蜂】飼育準備~採蜜作業まで!【巣箱編】

ニホンミツバチを飼育してみよう!【巣箱編】

●巣箱の種類とそれぞれの目的に合った巣箱の選び方

【シリーズ】ニホンミツバチを飼育しよう。
趣味のニホンミツバチ養蜂の今回は、巣箱の種類と、それぞれの目的に合った巣箱の選び方をご紹介します。

 

●【動画で見る】巣箱の種類とそれぞれの目的と選択

 巣箱の種類とそれぞれの目的に合った巣箱の選び方>>>

 

ニホンミツバチを飼育していく上で、まず初めに必要な野生のニホンミツバチを捕獲するための待ち箱。そして、その後、飼育をし続けるための巣箱。

そんな、とても重要な巣箱。まずは、その種類からご紹介します。

ニホンミツバチの巣箱の種類は、重箱式巣箱巣枠式巣箱を筆頭に、ハイブリット式巣箱丸胴式巣箱横型式縦型式など、まだまだたくさんありますが、まずは、一般的に使用されている重箱式巣箱巣枠式巣箱、それと、ハイブリット式巣箱について説明します。

・重箱式巣箱
まずは、ニホンミツバチ飼育をしている方の9割が使用していると言われている重箱式巣箱。


この重箱式巣箱は、これから、ニホンミツバチ飼育をはじめようと思っている方にはおすすめの巣箱で、材料費も少なく済み、自作も簡単です。また、飼育中のお世話の手間も他の巣箱に比べて、圧倒的に少なくて済みます。

さて、この重箱式巣箱。
自作も飼育も簡単で、4枚の杉板などを枡状に組み合わせた単純な作りとなっています。
春に、入居したニホンミツバチが、時間をかけてその数を増やしていく過程で、それに見合うように一番下に空の巣箱を継ぎ足し、夏、秋とかけて、巣箱の最上段に蜂蜜がたっぷりと貯まったら、その最上部の巣箱をワイヤーなどで切り取り、はちみつを頂くという仕組みです。

しかしながら、その単純な作りがゆえに、大きさ、板の厚さ、天井、内部の巣が暑さなどで落ちないようにするストッパー的な役割をしている巣落ち防止棒。ミツバチが出入りをする巣門のサイズや形状。扉が付いていたり、観察窓が付いていたりと、それぞれのパーツに、数多くの種類が存在しているのが実情です。

さて、WABACHIでも、重箱式巣箱をメインとして使用していおり、そのメリットは、とにもかくにも、自作も飼育も簡単!です。

しかしながら、飼育を続けていると、いろいろな欲求が出てきて、それらをクリアさせるために、次々とカスタマイズをし続ける事になりかねません。そうなると、材料費やそのための工具なども必要となり、それを使うための技術も必要になってきます。
もう一度言うと、重箱式巣箱のメリットは、「簡単」です。

ここで、敢えて、重箱式巣箱のデメリットをご紹介させていただくと、腑に落ちるかもしれません。
重箱式巣箱での飼育が簡単な理由は、ほぼほぼ、ほったらかしでも、それなりに、ミツバチたちが勝手に成長してくれることです。

それゆえに、巣箱内のみつばち達の成長具合や今の状態を目視出来ないというのが、最大のデメリットとなります。

たとえば、ウイルスやダニによる感染。重箱式巣箱では、巣箱の周りを徘徊するミツバチや、死滅するミツバチが大量に出てきてから発見するなど、すでに手遅れの場合が多くなります。

また、なにかの外的や内的要因で、女王バチが死んでしまい、無王群となってしまった時も、働き蜂サイズの小さな雄蜂が出現してきたり、やたらと攻撃をしてくる気の荒いミツバちが増えてきてからの発見となり、そうなると、そのほとんどが、群れ全体の寿命を全うし、全滅するまで見守る事しかできません。

そして、春の分蜂時にも、基本は、ミツバチ任せなので、どこか遠くへ飛んで行ってしまうという事もしばしばあります。

それらのデメリットを考えると、重箱式巣箱での飼育では、一年間存続できる群れは、飼育している全群れの5割程度と言われています。
この生存率5割と言われている現状を、自然の摂理と考えるかどうかは、あなた次第です。
そして、そのリスクを受け入れつつ、重箱式巣箱をカスタマイズし続けて、手間も材料費もかけるのは、本末転倒なような気もしています。

もちろん、蜂蜜を採取するのが目的で、「出来る限り余計な手間をかけずに飼育をしたい。」とか、「週末しか時間が取れない。」という方なら、それでもよいと思います。

しかしながら、しっかりと丁寧に管理をする時間が作れ、その上で飼育を楽しみたい。というのなら、これらのデメリットを極力最小限に出来、生存率も上げることが出来る巣枠式巣箱を選択することもありかもしれません。そこで、次は、その巣枠式巣箱について、説明していきましょう。

・巣枠式巣箱
巣枠式巣箱は、ミツバチが巣を作りやすくするための巣枠というガイドを巣箱の中に敷き詰めた形状の総称となります。


一般的に、養蜂の巣箱というと、この巣箱をイメージされる方も多いと思います。
はるか昔の先人の養蜂家さんが、家畜としてのミツバチから、いかに多くの質の良い蜂蜜を得るために。また、ミツバチにとって快適な住まいを作るために改善を繰り返してきた巣箱が、この巣枠式巣箱となります。

ただし、そのプロの養蜂家さんが、育て続けてきたそのほとんどが、外来種のセイヨウミツバチです。そのセイヨウミツバチに使用していた巣枠式巣箱をニホンミツバチ用に改良したものが、昨今では、出回っています。

この巣枠式巣箱が重箱式巣箱と大きく違うメリットは、やはり、常に巣箱内を観察できるため、ミツバチの成長具合や健康状態を把握でき、それらに異常があった時に、早期に対処ができるという事です。

そんな日々のお世話が、精神的にも、みつばちを飼育している!という実感をわかせてくれます。
また、春の分蜂時も、重箱式巣箱での飼育のように、みつばち任せで、どこかへ飛んで行ってしまうという事もほとんど防ぐことができます。そして、はちみつの採取も簡単で、ミツバチへのストレスも最小限に出来るということでしょう。

現在、ニホンミツバチを飼育されている方には、セイヨウミツバチ用の巣枠式巣箱を、そのままニホンミツバチに使用している方も一定数いらっしゃいますが、体の大きさや群れ全体の数、習性などの違いから、やはり、ニホンミツバチ用に改良された巣箱の方がおススメです。
この巣枠式巣箱。一見、良い事づくめのようですが、もちろん、デメリットもあります。

それは、他に紹介している巣箱に比べ、野生の自然群を捕獲しづらいという事。そして、初期費用がお高い。また、自作するのにも材料費がかかり、DIY技術も、ある程度必要となります。
ちなみに、WABACHIのYoutubeチャンネルのネタとして、以前に、作成した時の動画もありますので、このページの下部のリンクより、ご覧になってみてください。
お財布に余裕があり、2~3年間、重箱式巣箱での飼育になれ、ニホンミツバチの生態をある程度理解できるようになったら、この巣枠式巣箱での飼育がおすすめです。

だったら、敢えて、ニホンミツバチにこだわらずに、プロの養蜂家さんのように、最初からセイヨウミツバチを飼育したほうが、飼育方法も確立できているし、蜂蜜もたくさん採れるからいいんじゃない?。と思いますよね!?。

はい!
実際に、趣味でセイヨウミツバチを飼育している方も、少なからず、いらっしゃいます。
ただ、これは、WABACHIの感想と偏見ですが、セイヨウミツバチは、外来種です。そして、明治時代から国内に輸入されたミツバチなので、日本の気候に順応していなかったり、秋に必ずと言っていいほど、ミツバチを襲いに来るスズメバチへの対抗手段も、完全には身に着けておりません。

なので、セイヨウミツバチを国内で飼育・存続させるのには、専用の薬剤を使ったり、給餌をすることが必須となり、常日頃からの「管理。」が大切です。
ただ、最近では、そんなセイヨウミツバチも、スズメバチへの対抗手段を身に着けた!とか。越冬した!などという話も耳にしてきています。

という事は、経験不足や不慣れな状態でセイヨウミツバチの飼育をして、春の分蜂時に、誤って自然界へ放してしまったら、ニホンミツバチよりも、繁殖力も高く、体格も大きく、攻撃的な資質などを考えると、近い将来には、在来種のニホンミツバチを絶滅へと追いやってしまうのではないかと、心配してしまいます。

なので、セイヨウミツバチの飼育は、知識も経験も豊富で、しっかりと管理が出来ているプロの養蜂家さんにお任せした方が良いと思っています。また、プロの養蜂家さんは、それを職業として生計を立てています。
むやみに、趣味の域で、素人がその聖域に足を踏み入れることに対しても、
「どうなのかな~!?。」とも思うのです。

それらを踏まえると、自然界で、その数を減らしてきていると言われている在来種のニホンミツバチを飼育していくことの方が、好ましいのではないか。と思っています。

多少、話が脱線してしまいましたが、重箱式巣箱での飼育が物足りなくなった経験者や、重箱式巣箱のカスタマイズを繰り返して、出費がかさんでしまっているようなら、いっそのこと、巣枠式巣箱での飼育がオススメという事ですね。

・ハイブリット式巣箱
ハイブリット式巣箱とは、多くの場合、重箱式巣箱の下に、チェーンソーなどで真ん中をくりぬいて、巣門を空けた丸太を置く巣箱です。
実際は、巣箱というよりも、捕獲専用箱と言った方がよいのかもしれません。

ハイブリット式巣箱のメリットは、ミツバチが好む自然界にある大木のうろを巣門として再現しているため、春の分蜂群の捕獲率が上がるという事です。
また、捕獲出来た後に、上に乗せてある重箱の部分だけを他の場所に移すことが出来る上、そこに新たな巣箱を設置すれば、その場所で、再び捕獲することが期待できるという仕組みになっています。

ただ、これも、WABACHIの感想と偏見ですが、自作がかなり大変ですし、チェーンソーのオイルの匂いが付いたままだと、捕獲率が極端に下がるという意見も耳にします。
たぶんですが、二ホンミツバチの誘引蘭のキンリョウヘンや蜜蝋などが、まだ、ネットなどで流通していなく、手に入りづらい頃に考案された巣箱だと思っています。

キンリョウヘンや蜜蝋が簡単に手に入りやすくなった現在では、敢えて、手間ひまをかけて、ハイブリット巣箱を活用しなくてもよいのかな?と思います。

 

その他に、ニホンミツバチの巣箱には、昔から使われている丸太をくりぬいたまま使う丸胴式巣箱や、作成者が試行錯誤をして完成させた様々な巣箱がありますが、まずは、一般的な重箱式巣箱や巣枠式巣箱を使い続けるのが、無難だと思っています。

それぞれの巣箱には、長所、短所があり、それゆえ、ニホンミツバチ飼育をはじめた多くの方が、いろいろな巣箱を試して、結局、物置や庭の片隅に使わなくなった巣箱が放置されているというのも、よく目にしています。

自分が、何を目的としてニホンミツバチ飼育をはじめようとしているのか?
これから、どのようなニホンミツバチライフを送っていきたいのかを明確にしておいて、今後、ご自分のその目的にあった巣箱を使用していければいいですね。

WABACHIでは、今後も、重箱式巣箱と巣枠式巣箱のそれぞれのデメリットを排除した巣箱を考案していこうと思っています。

 

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