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2024年2月に、日本みつばち専門店 はちみつ屋WABACHIを、趣味の延長線上で、いきなり開業しました。
現在、千葉県八街市とその近辺の成田市や富里市、山武市などの土地をお借りして、ニホンミツバチの養蜂を行っています。
ニホンミツバチ飼育を始めたのきっかけ。
長いこと、千葉県と東京都での賃貸マンション暮らしをしていて、ある日、仕事中に、
ふと、「ミツバチを飼いたい!」と思いつきました。
ひょんなことから、叶った夢。
元々、幼いころより生き物が大好きで、超甘党な私。
「いつかは、そんな環境の中での仕事が出来たら。。。」と、叶わぬ夢を抱きつつ、飲食店の管理職を続けていました。
そもそも、ちょっとしたベランダしかない東京の賃貸マンションでは、養蜂なんて夢のまた夢。絶対ムリ!
そんなある日、千葉県の八街市の一戸建てで、一人暮らしをしていた義母からの連絡。
「もう、身体も動かなくなってきて、一人暮らしは厳しくなってきたから、
一緒に住んでくれないか?」と。
ということで、
子供たちも、すでに、成人して独り立ちしているので、思い切って仕事を退職して、妻と二人で義母との同居を決意しました。
大嫌いな義母ですが、それもこれも、叶わぬ夢だと思って、あきらめかけていたミツバチを飼育するためっ!
2018年の12月。晴れて、片田舎の一戸建てに引っ越すこととなりました。
ニホンミツバチ飼育を始めようとした途端の大きな障害。
2019年の年明け。
ニホンミツバチは、古来より日本国内に生息している在来種。
毎年、春になると、分蜂という巣別れをするらしいとのことで、
その巣別れをした群れを待ち箱という巣箱をミツバチの住んでいそうな所に置いておくと、
住みついてくれるらしい。
なるほど~。だったら、家の周りに、出来るだけたくさんの待ち箱を置けば、
住みついてくれるかも???
・えっ? 蜜蝋っていうのを待ち箱に塗るの?
・はっ? キンリョウヘンっていう蘭の花が必要なの?
・おっ? 住宅街じゃダメなの?
さて、どうしよう。。。
蜜蝋やキンリョウヘンは、ネットで購入すればいいけど、住宅街にある家の周りでは、
飼育しないほうが良いとのこと。
ならば、場所探しの開始です!
この地域には、人脈もなければ、知り合いなんて、一人もいません。
それに、片田舎と言っても、建売住宅と畑が混合しているような場所で、
ミツバチの住んでいそうな森や休耕田といった所は、近くても車で15分ほどかかります。
ならば、インターネットの力を借りて、グーグルマップで、開けた林や森・休耕田らしき所を
マークして保存。その数、約50か所!
その後、実際に、その場所まで車を走らせて、地主さんらしき方がいたら、
「こんにちわ~。」ってしよう♪
しかし、またこれが、毎日のように通っても、いつも誰もいない。。。
結局、50か所ほどの候補から、地主さんと会話が出来たのは、10件ほどでした。
ただ、そのほとんどの方が、「ハチ」という単語を聞いただけで、猛拒否っ!
「自分は、一体何をしているんだろう?」
「訪問営業の人って、毎日、こんな思いで、仕事をこなさないといけないんだ~。」
と、人間不信になりかけながら、毎日、枕を涙で濡らす日々でした。
そんな中でも、3件ほどの地主さんが、快く受け入れてくれました♪
ホント、その時は、その方々が、神様のように見えました。
続く。